MAL
時間を忘れて見入って、立ち去り難い。最近は立て続けにそんな作品に出会うことができていて喜ばしい。先日2つほど備忘のため簡単なブログに残したが、もうひとつ。 とても寒い日だった。 以前から薦められていた神楽坂「龍朋」にチャーハンを食べに行った。行列がちなのは知っていて、これま...
keiichiroyamazaki
11 分前
雨
雨って昔の頃の感じがしない? 誰の小説か忘れてしまったが、そんな文章を読んだことがある。休日の朝の雨には過去へと繋がるある種の引力を感じるような気がしないでもない。 子供の頃、サッカーとソフトボールをやっていた。サッカーが先で、ソフトボールが後、並行してはやらなかった。サッ...
keiichiroyamazaki
5 日前
M.H.
平面的に抽象化された、濃淡織り交ぜられた灰色の街並み。平滑に塗りつけられた色と、最小限に引かれた線のしなやかさに一分の淀みもなく冴え渡って、目の前の風景からただひとつの答えとしてそれを選び取るに至った果てしない道程を思って眩暈がするようだった。私が生まれたときにはもう描いて...
keiichiroyamazaki
3月26日
D.R.
北青山、通りすがり。初夏のような陽気。 複雑で、繊細で、しかし鮮烈で揺るぎなく、官能的で、いつまでも見飽きることがない。クラシカルで、しかし生き生きとして、雄弁さや激しさと静謐さ、華やかさと内向性を兼ね備え、儚くも圧倒的だ。明瞭と不明瞭は二元論でなく、その軸を外れたものの在...
keiichiroyamazaki
3月22日
春めいて
春らしい陽気が覗くようになってきた。それでもまだ冷える日が何回かはやってくるだろうから油断はできないし、夜の気温は読みづらくて、着るものに迷う。 あまり季節によって飲むお酒が変化するほうではないが、ふと思い立って一杯目にカンパリシェカラートをお願いした。色合いや風味がふさわ...
keiichiroyamazaki
3月1日
ギムレット
冬の寒さは今ごろが底なのだろうが、近頃は駅へと向かう朝の空が明るくなってきて、今朝は電車からまろやかな薄紫の階調をうっとりと眺めていた。いつの間にかそれは黄味がかって白み、明るくなった薄い空色に溶けてゆく。太陽が登り黄金色に点火する少し前のほんの数分、鮮やかで、しかし儚い、...
keiichiroyamazaki
2月15日
碧い音を聴く
80年代初頭に書かれた、武満徹による「波の盆」の音楽を聴いている。瀧口修造の「実験工房」に参加し、母親にさえ理解してもらえなかったという前衛的な作品を残した氏が、ここでは穏やかで端正な音を紡いでいる。息を呑むほどに深みのある紺碧の音楽。舞台となるハワイの大らかで陽気な雰囲気...
keiichiroyamazaki
1月18日
2025年の活動について
あけましておめでとうございます。昨年も気にかけてくださりありがとうございました。秋から年末にかけて公私とも無理が重なりずいぶんバランスを崩してしまいましたが、年越しにかけての数日でいくらか立て直すことができました。 今年2025年の活動についてお知らせしておきますと、4...
keiichiroyamazaki
2025年1月1日