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5月

  • 執筆者の写真: keiichiroyamazaki
    keiichiroyamazaki
  • 5月9日
  • 読了時間: 2分

ゴールデンウィークにふと思い立ち、初代ガンダムのTV版を通して観ました。子供のころ…と言っても既に再放送でしたが、横目に見たガンダムは怖かった。濃厚な劇画的演出がとても多く、登場人物は皆クセがあり、ザビ家の人たちはひどく顔色が悪いし、ララァとエルメスの異様な存在感は子供にとって恐怖の象徴のようでした。大人になってじっくり観てみると子供向けアニメの枠組みの中で戦争の極限状態を容赦なく描いていて、その重厚さに映画を観たような疲労感がありました。人並みにプラモデルくらい作りはしたものの、Zでは主人公の激情についてゆけず、ZZは最初の雰囲気からして全然受け入れられず、『逆襲のシャア』ではシャアの主張にどうも共感できず、その後のガンダムはそもそも知らない。自分には合わないのかもしれないと思いつつ初代には怖さ以外にも何かひっかかるものを感じていたので、あらためて触れることができてよかった。機微に富んだ丁寧な仕事で、しかし著しい人的疲弊の中どうにか打ち切りの最終回に着地させた、そうした制作側の切迫した事情までもが物語とリンクし迫力を帯びているようでもありました。


早いもので、5月ももうすぐ半ば。作品展ももうすぐとなりました。zakuraとはまた違った感覚で緩やかに組んでみるつもりでしたが、やはり当初想像していたよりもしっかりした繋がりが新たに生まれてくるものですね。なつかしい作品も交え美しいプリントができていると思いますので、是非お楽しみに。


5/29〜6/1「作品展」

11月zakuraでの個展も決まっていますので同ページに情報を追加してあります。


今回初めて渋谷concealで展示を行いますが、このギャラリーは渋谷道玄坂、東急井の頭線渋谷駅近くの雑居ビル4階にあります。「大衆パブ山形」の黄色い看板を目印にお越しいただければと思いますが、このビルにはエレベーターがありません。私が4日間フルで在廊していますので、脚がお悪い、荷物があるなどの場合はお気軽にご連絡ください。階段のお手伝いをいたします。


それでは、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

 
 
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