keiichiroyamazaki
- 2022年4月9日
癒えを味わう
親不知を抜いた。若いころは楽器をやっていたから抜くタイミングがなく、ずいぶん遅くなってしまったがようやく片づいた。まだ腫れも糸も残っているけれど、ひとまず苦痛が山を越えてほっとしている。気兼ねなく右で噛めるようになるのが待ち遠しい。 ...
keiichiroyamazaki
- 2022年3月26日
展望
正直まだ燃え尽きているのか、頭が不明瞭で身体も重い。取り組んでいる問題はまともに向き合えば気が狂うような類の、お世辞にも健全と言えないもので、丸一年そのことだけ考えて準備してきたから、こうなるのも無理はないのかもしれない。あまり得意ではないけれどしばらく頭を休めて、ぼけっと...
keiichiroyamazaki
- 2022年2月22日
たまには文体を変えて
個展が無事終了しました。 両日ともzakuraには9時に入って、灯りを点けず、作品のゴミ取りや部屋の掃除をしたり、ゆっくりメールの返事をしたり、ハリネズミのマグカップでレモネードを飲んで過ごしました。朝の桜丘町は静かで、向かいにレンガの壁しか見えずどこにいるかわからない異世...
keiichiroyamazaki
- 2022年2月11日
WSS
仕事中にかかるラジオから最近しきりにウエストサイドストーリーのtonightやmaria、americaが流れてくる。中学のころとてもよく聴いていたからなつかしい、などと思っていたら、そうかリメイク…なんとリタ・モレノ!アニタ姐さんが!...
keiichiroyamazaki
- 2022年2月5日
春望
いつのまにか、もう2月。日々が新鮮に感じられず、ものごとを脳がパターン化、圧縮して処理していると月日の流れを速く感じると言うけれど、COVID-19以降はそれとは事情が違って、なんとなく日々が落ち着かず、雑事に追わればたつきながら過ごすうちに時間が飛ぶように流れていく。...
keiichiroyamazaki
- 2022年1月11日
年の始めに
年越しは額装作業をしながら迎えた。すべてのプリントの裏面にサインをしたらフレームを開けて、アンダーマットにプリントを載せ、オーバーマットを被せて位置を見る。微調整をして位置を決めたらアンダーマットにマークして、コーナーポケットをつける。ポケットにプリントを差し込み、再びオー...
keiichiroyamazaki
- 2021年12月27日
難民
作品を展示するときには、実際にそれを廊内で流すかどうかに関わらず音楽を組むようにしている。そして展示する作品にはその着想の基礎となったテキストが存在するので、それと音楽の国籍を合わせておく。この先もずっとそのやり方をするかはわからないけれど、すくなくとも今まではずっとそうだ...
keiichiroyamazaki
- 2021年12月14日
象の夢
大人になってから初めて『ダンボ』を観直した。もちろんアニメのほうだ。母と子の穏やかで優しい描写が素晴らしく、だからこそ、時にはひとの心…作中では動物であることもあるが…の醜さが際立って、痛ましい。伏し目がちな青い眼、頼りない足取り。幼いダンボはまだ話すことができないが、表情...